赤ちゃんのファーストシューズ・靴選び|その前に知っておきたい「足首」の硬さとしなやかな土台
「わが子が歩き始めたから、そろそろファーストシューズを準備しなきゃ」
「子供の足の成長に良い靴、歩きやすい靴ってどれだろう?」
我が子の愛らしい最初の一歩を支える靴選び。
デザインや機能性をあれこれのほほんと調べながら、ワクワクしているママやパパはたくさんいらっしゃいます。
こんにちは、札幌ベビーオステオパシーの山本卓弥です。
札幌で理学療法士として病院での経験を含め14年間臨床に携わり、3,600回以上の赤ちゃんの施術に関わってきました。
今回は、靴を選ぶその前に、実は大切にしてほしい赤ちゃんの「足首の柔軟性」についてお話しします。

育児の盲点|どんなに良い靴を選んでも、赤ちゃんの足首が硬いと…?
ファーストシューズを選ぶとき、ついつい「靴のクッション性」や「ハイカットで足首を支える形」といった、靴そのものの機能ばかりに目が向きがちですよね。
でも、その靴を履く赤ちゃんの「足首」自体は、今しなやかに動いているでしょうか?
これまで多くの赤ちゃんの体を見てきた中で感じているのは、
👉 ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きの時期の全身の緊張が残っていて、足首の『しなやかさ』に無意識の制限がかかっている赤ちゃんが意外と多い ということです。
もし、足首が硬くて突っ張った状態のままだと、たとえどんなに高級で素晴らしい靴を履かせたとしても、一歩進むたびに地面から受ける強い衝撃(振動)を上手に逃がすことができません。
結果として、歩くたびにその振動が膝や腰、背中へとダイレクトに響いてしまい、赤ちゃんがすぐに歩くのを嫌がったり、疲れやすくなったりする場合もあります。
若木が地面のわずかな傾斜や凹凸に合わせて、しなやかに根を張っていくように。
赤ちゃんの足首も、あらゆる方向にストレスなく自由に動ける「心地よい遊び(柔軟性)」があることが理想なのです。
靴は足を「守る」もの、歩く力を育てるのは「柔らかな関節」
「足首が硬いなら、たくさん歩かせて慣れさせなきゃ!」と、無理に歩く練習を繰り返す必要はまったくありません。
大切なのは、
👉 靴という素晴らしい道具を履く前に、足首や足の甲のまわりにある微細な強張りを解きほぐすサポートをしてあげること です。
当院ではオステオパシーという手法を用いて、水に触れるようなごく優しいタッチで、赤ちゃんの足首や足の甲、そして連動しているふくらはぎや腰回りの緊張をやさしく整えていきます。
足元の締め付けが外れて、関節本来のしなやかな自由度が戻ってくると、
👉 足の裏全体でしっかりと地面を捉える「センサー」が正しく働き始め、赤ちゃんは自分の力でバランスを取りながら、のびのびと安定して歩けるようになるきっかけになることもあります。
(※変化の感じ方には個人差があります)
靴は、外の刺激から足を優しく「守る」ための大切な相棒です。
でも、一生を支える歩く「力」そのものを育むのは、靴の中にある赤ちゃんの柔らかな関節なのです。
一生、自分の足でどこまでも歩いていける「揺るぎない自由度」を
赤ちゃんのうちに、どこにも引っかかりのないしなやかな足首を整えてあげることは、これからの成長において何よりの素晴らしいプレゼントになります。
今この瞬間に整える柔らかな身体感覚は、この子がこれから大きくなって、元気に走り回り、スポーツを楽しみ、大人になっていく長い人生の中で、一生自分の足で力強く、どこまでも軽やかに歩んでいくための「大切な歩行の土台(一生のお守り)」になるからです。
「良い靴はどれかな?」とお店を回るその前に、まずは赤ちゃんに、自由にのびのびと動かせる足首をプレゼントしてあげませんか?
「歩き方がなんだかぎこちないな」「足首の硬さが気になるな」と思ったら、ひとりで悩まずに、まずは一度お気軽にご相談くださいね。
