赤ちゃんのズリバイと「足の指」の使い方|指先から育む体の土台について
- 8月3日
- 読了時間: 3分
赤ちゃんが一生懸命に床を蹴って前へ進むズリバイ(ずり這い)。
その愛らしい姿を見守る時、赤ちゃんの「足の指先」をじっくりと見たことはありますか?
「足の指をギュッと丸めたまま進んでいるな…」
「足の指が浮いたままで、地面をうまく蹴れていないみたい」
一見、問題なく前へ進めているように見えても、一度指先のクセに気づくと「このままで大丈夫なのかな?」と気になってしまいますよね。
こんにちは、札幌ベビーオステオパシーの山本卓弥です。
札幌で理学療法士として病院での経験を含め14年間臨床に携わり、3,600回以上の赤ちゃんの施術に関わってきました。
今回は、ズリバイの時期に見落とされがちな「足の指の使い方」と、全身のつながりについてお話しします。

育児の疑問|ズリバイの時に足の指が丸まる・浮いてしまうことについて
実は、ズリバイの時の「足の指先のサイン」は、脳からの指令が全身をスムーズに通って、一番遠い末端までしっかり届いているかを教えてくれる大切なバロメーターです。
足の指先まで「自分の体」としてしっかり感じ、地面を的確に捉えられる体。
それは、全身の筋肉や神経が、まるでひとつのチームのように繋がって無駄なく動けている証拠でもあります。
若木がどんなに細い枝先や葉の隅々まで、根っこから瑞々しい水分を届けているのと同じですね。
末端まで神経や感覚が「通い合っている」体は、将来この子が大きくなって、どんなスポーツや遊びに挑戦する時も、自分の体を思い通りに軽やかに操る大きな力(運動能力の土台)になります。
もし今、足先にうまく力が入らなかったり、逆に強張って指が丸まったりしているのなら……。
それは、足先そのものの問題ではなく、
👉 腰や背中の深い部分にあるこわばりが「ブレーキ」になって、神経の伝達やスムーズな動きの連動を邪魔している可能性がある ということなのです。
早く進むことより大切|オステオパシーで全身のつながりを整えるサポートを
「足の指を正しく使わせなきゃ」と、赤ちゃんの足の指を無理に触って揉んだり、無理やり床に押し付けたりして練習させる必要はありません。
大切なのは、
👉 腰や背中にかかっている余計なプレッシャーを取り除き、脳からの指令が足先までまっすぐ届く『通り道』を作ってあげること です。
当院ではオステオパシーという手法を用いて、水に触れるようなごく優しいタッチで、赤ちゃんの腰や背中、そして全身の緊張バランスをやさしく整えていきます。
動きの連動を邪魔していた「ブレーキ(こわばり)」が外れて、全身がひとつのチームとして繋がり始めると、
👉 不思議と足の指先まで、しなやかで力強い、赤ちゃん本来の滑らかな動きが戻ってくるきっかけになることもあります。
(※変化の感じ方には個人差があります)
全身が繋がって動く心地よさを、今。この子の可能性を指先から広げる土台作り
子育てにおいて、ズリバイで「早く前に進めるようになること」だけがゴールではありません。
今この時期に、「全身が綺麗に繋がって動く心地よさ」を体が知ることが、何より価値のある大切な土台作りです。
わが子が持つ素晴らしい可能性を、足の指先から優しくのびのびと広げてみませんか?
「ズリバイの時の足の形がなんだか気になるな」「指先まで使えているか心配だな」と思ったら、ひとりで悩まずに、まずは一度お気軽にご相談くださいね。
