赤ちゃんのおすわりが猫背・グラグラしてしまう時|姿勢と体のつながりについて
- 8月13日
- 読了時間: 3分
「おすわりはできるけれど、なんだかいつも猫背で背中が丸まっている…」
「体幹がグラグラしていて、少し目を離すとすぐにコロンと横に転んでしまう」
我が子のおすわり姿を見て、「そろそろシャキッと座れる時期のはずなのに、どうしてかな?」「座る練習をたくさんさせた方がいいの?」と、ハラハラしながら心配していませんか?
こんにちは、札幌ベビーオステオパシーの山本卓弥です。
札幌で理学療法士として病院での経験を含め14年間臨床に携わり、3,600回以上の赤ちゃんの施術に関わってきました。
今回は、赤ちゃんの「おすわりの姿勢と猫背」の背景にある、体幹の土台作りについてお話しします。

育児のお悩み|おすわりが猫背になる・グラグラしてすぐ転ぶ時に考えられること
結論からお伝えすると、おすわりの姿勢が不安定なときは、まだ赤ちゃん自身の体が「座る準備」を丁寧に整えている最中なのかもしれません。
赤ちゃんにとってのおすわりというのは、地球の重力に対して、自分の小さな背骨をまっすぐ上に積み上げていく、とてもダイナミックで高度な挑戦です。
理想的なおすわりは、筋肉で一生懸命に踏ん張って頑張る姿ではありません。
積み木のように「骨と骨が本来の正しい位置にストンとのる」ことで、最小限の力でスッと楽に座れている状態です。
しかし、もし赤ちゃんの骨盤やお腹、背中などに強いこわばりがあると、骨盤を自力でまっすぐ立たせることが難しくなります。
すると赤ちゃんは、なんとか倒れないように背中を丸めてバランスを取ろうとして、猫背のようになってしまう場合もあるのです。
その状態のまま、「ちゃんときれいに座りなさい」と無理におすわりの練習を繰り返しても、赤ちゃんは疲れてしまい、かえって体の緊張を強めてしまう可能性もあります。
若木が支えなしでまっすぐ美しく立つためには、地面の下の根っこ(骨盤)が安定し、幹(背骨)に柔軟なゆとりがあることが不可欠なのです。
無理に座らせなくていい|オステオパシーで骨がストンと重なる「体幹の土台」へ整えるサポートを
「シャキッと真っ直ぐ座れるように特訓しなきゃ」と、焦っておすわりのポーズを無理にキープさせる必要はまったくありません。
大切なのは、
👉 背骨や骨盤の動きをロックしてしまっている、体幹の『詰まり』を解きほぐすサポートをしてあげること です。
当院ではオステオパシーという手法を用いて、水に触れるようなごく優しいタッチで、赤ちゃんの骨盤周りや背骨の深い部分にあるこわばりをやさしく解きほぐしていきます。
体幹の緊張がほぐれて、骨盤から背骨にかけて心地よい柔軟性が戻ってくると、
👉 余計な筋力を使わなくても、骨が本来の位置で「ストン」と自然に積み重なり、赤ちゃん自身が一番心地よい重心のポイントを見つけ出すきっかけになることもあります。
(※変化の感じ方には個人差があります)
まわりに「座らされている」状態から、赤ちゃんが自分の意志で「楽ちんだから座っている」という状態へ、自然にシフトしていくのです。
一生続く、疲れにくい体としなやかな心の土台作りのために
赤ちゃんのうちに、無理のない「伸びやかな姿勢」を体で覚えていくことは、とても大きなお守りになります。
それは、この子がこれから大きくなって学校生活や大人になっていく上で、一生続く「疲れにくい健やかな体」と「しなやかな心のゆとり」の確かな土台になるからです。
無理にフォームを直そうとする前に、まずは赤ちゃんが自分からスッと背筋を伸ばしたくなる、心地いい体作りから始めてみませんか?
「おすわりの姿勢が猫背っぽくて気になるな」「グラグラしていて心配だな」と思ったら、ひとりで悩まずに、まずは一度お気軽にご相談くださいね。
