赤ちゃんの寝相がいつも同じ格好|背骨や骨盤のねじれと睡眠の質
ふと布団を見たら、我が子の寝相がいつも同じ方向に「くの字」に曲がっている…。
いつも同じ側の手足だけを突っ張らせて寝ていたり、決まったポーズでしか熟睡できなかったりしませんか?
「お腹の中にいたときの癖が残っているのかな?」「なんだか面白い格好で寝るなぁ」と微笑ましく見守りつつも、毎晩のように同じ偏った姿勢が続いていると、「骨格が歪んでしまわないかな?」「体が痛くないのかな…」と、ふと心配になってしまいますよね。
こんにちは、札幌ベビーオステオパシーの山本卓弥です。
札幌で理学療法士として病院での経験を含め14年間臨床に携わり、3,600回以上の赤ちゃんの施術に関わってきました。
今回は、赤ちゃんの寝相が偏る背景にある「背骨や骨盤の緊張」と、質の良い睡眠を育むためのヒントについてお話しします。

育児のお悩み|寝相の偏りに隠された理由について
特定の方向や格好でしか眠れないのには、単なるお気に入りのポーズというだけでなく、「体の中に、自分では戻せない微細なねじれや引っかかりが隠れている」という体からの理由がある可能性があります。
私たち大人でも、体が重いときや緊張しているとき、特定の向きや特定の姿勢でしかラクに眠れないことがありますよね。
赤ちゃんもこれと同じような状態になっていることがあります。
出産時に負担がかかったり、日々の向き癖などが続いたりすることで、赤ちゃんの骨盤や背骨、そしてそれらを包む深い膜のどこかに、ごくわずかな「こわばり」が残ってしまう傾向があります。
すると、赤ちゃんは寝ている間、その体深部のツッパリ感を避けるために、「今、自分の体にとって負担が少ない姿勢」を工夫して選び、結果としてそれが毎回同じ寝相になって現れるのです。
体の中に小さな引っかかりを抱えたままだと、寝ている間も全身の力を完全に抜くことができず、睡眠中も常にどこかの筋肉が緊張し続けてしまうことにもなりかねません。
無理に直すのではなく|オステオパシーで緊張の連鎖を整えるサポートを
「真っ直ぐ寝かせなきゃ!」と、寝ている赤ちゃんの体を無理やり真っ直ぐに直したり、布団の配置を無理に変えたりして、お互いに寝不足になる必要はありません。
大切なのは、
👉 赤ちゃんが『どんな格好でも気持ちよく過ごせる』ように、背骨や骨盤の深いこわばりを解きほぐすサポートをしてあげること です。
当院ではオステオパシーという手法を用いて、水に触れるようなごく優しいタッチで、赤ちゃんの背骨や骨盤、そして骨を包んでいる全身の膜の緊張をやさしく整えていきます。
体の中にあったねじれの連鎖がそっと解けて、骨格本来ののびのびとしたバランスが戻ってくると、
👉 赤ちゃんが誰に教わるでもなく、寝返りを打ちながら自由に大の字で眠ったり、体がリラックスして休める準備ができるきっかけになることもあります。
(※お体の状態や変化の感じ方には個人差があります)
健やかな成長のための「安らぎの土台」を
赤ちゃんのうちに睡眠時の体の偏りを整え、全身を心地よくリラックスさせて眠れる土台を整えてあげることは、これからの成長において大きな価値を持ちます。
今この時期に育む、引っかかりのないしなやかな背骨の動きは、これからの骨格の発達をサポートし、深い睡眠によって体や脳がのびのびと育ち、最高の笑顔で目覚められるようにするための「安らぎの土台」になるからです。
我が子の寝相は、赤ちゃんが一生懸命に発信している「体からのメッセージ」かもしれません。
「寝相の偏りがずっと気になっているな」「ぐっすり熟睡させてあげたいな」と思ったら、ひとりで悩まずに、まずは一度お気軽にご相談くださいね。
