赤ちゃんの「うつ伏せ」が苦手・嫌がる|頭が上がりにくい理由と身体の関係
- 8月10日
- 読了時間: 3分
「うつ伏せの姿勢にすると、すぐにギャンギャン泣いて嫌がってしまう…」
「なかなか頭が上がらずに、顔が床に埋まったままになってしまって心配」
乳幼児健診などで「そろそろ、うつ伏せ(腹ばい)の練習をしてみてね」と言われてがんばるものの、我が子が苦しそうに泣く姿を見て、「私の練習のさせ方が足りないのかな?」「この子は筋力が弱いのかな…」と、焦りや不安を感じていませんか?
こんにちは、札幌ベビーオステオパシーの山本卓弥です。
札幌で理学療法士として病院での経験を含め14年間臨床に携わり、3,600回以上の赤ちゃんの施術に関わってきました。
今回は、赤ちゃんの「うつ伏せの苦手・嫌がる姿」の背景にある、首や胸の緊張についてお話しします。

育児のお悩み|うつ伏せにするとすぐ泣く・頭が上がらない時に考えられること
結論からお伝えすると、赤ちゃんがうつ伏せを嫌がるのは、決して根性や練習が足りないからでも、単に筋力が弱いからでもありません。
一度、赤ちゃんの立場になって体の状態を想像してみてください。
もし、赤ちゃんの首の付け根や胸のまわり(胸郭)が、ギュッとカチカチに強張っていたらどうでしょうか?
その状態のままうつ伏せになって上を向こうとすると、喉のあたりが強く圧迫されて息苦しくなったり、背中や首に突っ張るような痛みが走ったりしてしまいます。
大人だって、そんなに苦しくてしんどい姿勢はできるだけ避けたいですよね。
赤ちゃんにとっての「嫌い!嫌だ!」というサインは、決してわがままではなく、
「この姿勢、今の僕の体だとすごくしんどいんだよ!」という大切な体からのサインである可能性もあります。
若木が光を求めてのびのびと空を仰ぐように、本来、赤ちゃんには「自分の頭を上げて、広い世界をたくさん見たい!」という素晴らしい本能が備わっています。
大切なのは、無理にトレーニングを強いることではなく、その本能を邪魔してしまっている「体の中のこわばり」を取り除いてあげることなのです。
無理に特訓させなくていい|オステオパシーで「うつ伏せが心地よい体」へ整えるサポートを
「毎日少しずつでもうつ伏せの練習をさせなきゃ!」と、赤ちゃんが泣いているのを無理にがんばらせる必要はありません。
大切なのは、
👉 うつ伏せの姿勢を『苦しいもの』にしてしまっている、首や胸まわりの緊張を解きほぐすサポートをしてあげること です。
当院ではオステオパシーという手法を用いて、水に触れるようなごく優しいタッチで、赤ちゃんの首や胸郭の深い部分にあるこわばりをやさしく解きほぐしていきます。
上半身にかかっていた余計なプレッシャーが外れて、体に心地よいゆとりが戻ってくると、
👉 赤ちゃんが無理に練習をしなくても、自然と頭を上げやすくなり、視界が広がっていくきっかけになることもあります。
(※変化の感じ方には個人差があります)
一生、前を向いて歩んでいくための「健やかな好奇心」の土台作り
赤ちゃんのうちに、自分の体を思い通りにのびのびと動かせる自由さを整えてあげることは、これからの成長においてとても大きな意味を持ちます。
うつ伏せで視界が広がり、「世界って面白いな!あそこに行ってみたいな!」と感じられる心地よさは、この子がこれから一生、前を向いて健やかに歩んでいくための「豊かな好奇心の土台」になるからです。
無理に練習をさせるのではなく、まずは赤ちゃんが「うつ伏せって心地いいな」と思える体作りから始めてみませんか?
「うつ伏せにするとすぐに泣いてしまって心配だな」と思ったら、ひとりで悩まずに、まずは一度お気軽にご相談くださいね。
